伝統をメイク

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2018年7月31日火曜日

総合科学部 藤本架音 期末レポート

私は、この授業で「外国人としての自分」を学んだと思います。最後の留学生の方々の提言では、日本人は消極的でシャイだという意見が多くありました。それは本当にそうだと思います。私はこのクラスの中でも特に人見知りで、人見知り故に何事にも消極的になってしまいます。まず、人形浄瑠璃の演目作りに取り掛かる前にやっていたコミュニケーションを初対面の人ととる授業では、ほぼ無言で何か相手から話しかけてもらわなくては何も言えませんでした。もちろん友達も居らず、些細なことを相談できる友達も居なかったので毎回の授業で消極的な態度を取ってしまいました。留学生の提言で言われていたように、失敗を過度に恐れるということが私の頭の中に常にあったように思います。しかし、人形浄瑠璃の演目作りの授業が始まってからは自分の中で「積極的に意見を言おう」と意識して授業に挑みました。そうすると、以前の授業とは打って変わって、ほぼ初対面の人ともコミュニケーションが取れるようになり、自然に進行できるようになりました。人形浄瑠璃の授業でも最初の頃は初対面の人とどう接したらいいのか分からずグループのメンバーに迷惑をかけてしまったと思います。しかし、今では身をもって積極的に意見を言うことによって自分がどう変わるかがよく分かりました。また、私程では無くてもこの授業に出ている日本人は留学生の方々に比べると消極的だと思います。しかし、人形浄瑠璃の演目作りの様子や発表を見てみると、誰もが最初とは態度が全く違うことがよく分かります。ほぼ全てのグループが独自に時間を作って練習をしたことからも変化が伺えると思います。さらに人形浄瑠璃の先生方から教えて頂いたことも沢山あります。人形浄瑠璃の技術については言うまでもありませんが、全ての先生方が口を揃えて言っていたのが「コミュニケーション」です。先生方の技術をもってしてもなお、コミュニケーションが大切であるのに、何の技術も知識もない私たちには尚更コミュニケーションが欠かせないということだと思います。厳しく指導されたこともありましたが、先生方が優しさをもって私達を指導してくださったことはよく分かります。人形浄瑠璃の発表の後先生方とお話する機会がありました。「最初はどうしようかと思った」と全ての先生方がおっしゃっていました。でも必ずその後に続く言葉は「でも良くなった」ということです。この授業ではもちろん異文化交流を主にやってきたのですが、異文化というのはコミュニケーションをとることで完全にフラットな状態にできるということが分かりました。それは、日本人と外国人という括りで言えば異文化に触れることになりますが、もっと大きく言えば人間ごとに考え方もコミュニケーションの取り方も違い、これもまた異文化であるからです。ここで、留学生の方々から見た「外国人としての自分」を考えてみると、留学生の方々が指摘されていた消極性が備わった外国人から、少しでもその枠から飛び出した積極的な外国人になれたと思います。専門的な知識は使える場面が限られますが、コミュニケーションはどんな国、どんな場面でも必要不可欠なものです。この積極性の大切さは他の授業ではなかなか学ぶことができないので、貴重な体験ができました。この授業で学んだことやこの授業で出会った友達との繋がりをこれからも大事にしていきたいと思います。


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